タイトル | 1ドルの価値/賢者の贈り物 |
著者 | O・ヘンリー |
出版社 | 光文社古典新訳文庫 |
読了日 | 2016年1月28日 |
米国の短編の名手による短編集。「賢者の贈り物」や「最後の一葉」などは,教科書にも出ていた記憶がある。
20世紀初頭のニューヨークの様子を思い浮かべながら読んでいくと,100年前は今とはずいぶん違った風景が出てくる。「多忙な株式仲買人のロマンス」を読むと,100年前も仕事は忙しかったんだなぁというのと,今は主人公よりも早いスピードで株式売買がされていることを考えた。
「水車のある教会」はオチがわかっていながらも涙を誘う。これは,著者と訳者の表現力の賜物かな。
1ドルの価値/賢者の贈り物 [ オー・ヘンリー ] |