自作のソフトウェアドライバを開発して,Windows10 (64bit)にインストールしてみました。ドライバはコードサイニング署名をしていないとインストールすることができません。今回はテスト署名を実施してインストールしようとしています。
ビルドに成功して,テスト署名を付加したCATファイルを作成しただけでは正しくインストールすることができません。次の手順で,PCをテストモードにして,デジタル署名を無効にするとインストールができるようになります。
1.Windowsをテストモードにする
2.ドライバー署名を強制しない
1.Windowsをテストモードにする
コマンドプロンプトを管理者モードで起動して,テストモードへの移行コマンドを実行します。
> bcdedit /set TESTSIGNING ON
元に戻すには次のコマンドを実行します。
> bcdedit /set TESTSIGNING OFF
このコマンドは,セキュアブートを無効にしないと実行できないので,次のサイトを参考にしながらセキュアブートを無効化します。
〇MSのサイト
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/dn481258.aspx
2.ドライバー署名を強制しない
[Shift]を押しながら再起動を実行します。するとPCの設定変更画面が出てくるので
[トラブルシューティング]-[詳細設定]-[Windowsのスタートアップ設定]
を選択します。
ファンクションボタンで,[ドライバー署名を強制しない]を選択します。
この状態にしてドライバをインストールすると無事にインストールすることができました。
・・・ほかのやり方もあるかもしれません。