タイトル | アップル,グーグルが神になる日 ハードウェアはなぜゴミなのか? |
著者 | 上原昭宏 山路達也 |
出版社 | 光文社新書 |
読了日 | 2015年5月10日 |
BLE(Bluetooth Low Energy)の登場によって,物のインターネット(IoT)が爆発的に普及していくだろうと予想されています。IoTを普及させていくためには,物が情報を発信する仕組み(BLE)と,それを取集する仕組み(スマートフォン)が必要です。このプラットホームを構築したのがアップルであり,グーグルです。特にアップルが先行していると書いています。
IoTについても,スマホのアプリと同様に,アップルやグーグルがプラットホームを提供して,サードベンダの端末やアプリによって生態系が構築されていくだろうとしています。現に,Apple Watch用のアプリもいろいろと出てきています。複数の人間によるコラボレーションにより,今まで考えられていなかったような使い方が出てくるのでしょう。
著者やApple,Googleの思惑通りには,世の中進んでいかないとは思いますが,プラットホームを構築した者が世界を制する時代になったのだとは思っています。
最後に,「ハードウェアはゴミ」の意図も書いてありました。ハードウェアで差別化できないと書いていますが,AppleとGoogleの最大の違いは,魅力的なハードウェアを出しているか否かだと私は思うんです。
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