Google Playには基本的にどんなアプリでも登録できます。マルウェアに認定されてしまったりすると削除されたりしますが。私も,Androidが出始めの頃,数種類のアプリをリリースして,それなりにダウンロードしたもらったりもしていました。最近は,メンテナンスをしていないですが。。。
どんなアプリでも登録できるということは,それだけクソアプリもあるということになります。Gigazineのニュースで,アンチウィルスアプリと謳っているアプリのうち3分の2はまともに動作していないという調査結果が出ていました。まぁ,そんなもんだろうなぁって特に驚きもしませんでしたが,アンチウィルスソフトを信頼しきっていると困ったことになりかねないので紹介します。
Ginazineの記事は面白く書いていて,アンチウィルスアプリの3分の2は完全に無駄なものだと言い切っています。アンチウィルスと言っていて,スマホが起動している時に常駐しているというだけで,リソースを使っています。それでいて,ウィルスを全く検出できないのだとすると,完全に無駄だと言われても仕方ありませんね。
ウィルスのサンプル2000種類を全部検出できたのは250個のアプリのうち25個だったそうです。サンプルということは,既知のウィルスということですから,当然検出してもらいたいですよね。それができないのだとすると,インストールするだけ無駄ということです。
どうしてそんなことが起こるのか。それは,Google Playには基本的にどんなアプリでも登録できるからです。練習のために作ったアプリを登録していても,そのアプリが悪さをしなければ削除されることはないでしょう。つまり,ウィルス駆除ソフトを練習のために作って登録してみました!というアプリが多数あるということです。アプリをインストールするときは,よく調べてからのほうがよさそうです。
さらに笑えるのが,ホワイトリストに特定の企業のアプリを登録することで,知名度の高いアプリがマルウェアとして検出されないようにしているところです。Gigazineの記事ではアドビ,Facebook,Twitterなどが挙げられていますが,Facebookなんて,企業自体がマルウェア開発会社のようなものだから,一番先に検出してもらわないと困ると思うんですけど。