はじめに
MacのNumbersはMicrosoftのExcelのような表計算ソフトです。今回紹介するのは,セルに書かれている2つの日付間の満日数を1年を1とする少数で取得するYEARFRAC関数です。
フォーマット
関数のフォーマットは次の通り。開始日,終了日には日付/時刻値または日付文字列を指定します。指定した時刻部分は無視されます。第三パラメタには計算で使用する1ヶ月あたりの日数と,1年あたりの日数を指定するモード値を指定します。第三パラメタには,日本では馴染みの薄いNASD方式やヨーロッパ方式という指定を行います。
=YEARFRAC(開始日,終了日,基準日数)
第三パラメタの指定
・30/360(0 または省略): 1 か月 30 日、1 年 360 日(NASD 方式を使用)。
・実際の日数/実際の 1 年の日数(1): 毎月の実際の日数、毎年の実際の日数。
・実際の日数/360 日(2): 毎月の実際の日数、1 年 360 日。
・実際の日数/365 日(3): 毎月の実際の日数、1 年 365 日。
・30 日 /360 日(4): 1 か月 30 日、1 年 360 日(ヨーロッパ方式を使用)。
使用例
下の図を見るとわかる通り,第三パラメタの指定によって計算結果が変わってきます。例えば,元旦から今日までの経過を百分率で表したいのでしたら,第三パラメタは1で良いです。一方,1ヶ月を1ねんの1/12と仮定して同じ日数で計算したい場合は,第三パラメタを0に指定したら良いでしょう。