レストランの予約ドタキャン
とんだ迷惑行為です。迷惑じゃなくて営業妨害ですね。呆れてしまう行為をしたニュースがGigaZINEに紹介されていました。米国のシカゴでの出来事です。
オンラインレストラン予約サービス(日本では「ぐるナビ」などが有名ですね)の「Reserve」がシカゴにある45件のレストランで3ヶ月間で数百回の空予約をされてしまう被害を受けました。直前キャンセルなどをされてしまったようです。
2018年2月14日に大量の予約キャンセルが行われたことで,事件が発覚しました。
犯人はライバルサイトの従業員
犯人を突き止めて見ると,なんとライバルサイトである「Open Table」の従業員でした。何を考えているんでしょうねぇ。
手口は簡単で,複数のメールアドレスを作って「Reserve」にユーザ登録をし,予約と直前キャンセルを繰り返していたようです。これはレストラン予約サービスの顧客であるレストランと,利用者の両方の信頼を損なう行為です。
当の犯人は,「Reserveと契約しているレストランにOpen Tableの優位性を示すために空予約をした」と言っているようですが,結果として逆のことをしてしまったことになります。
会社の対応は?
被害を受けた2つの会社「Reserve」と「Open Table」はそれぞれこんな対応をしています。
◯Reserve
2月14日に空予約を受けたレストランに対して,座席を埋める措置を取って,いくつかは成功しました。
これって,どんな措置を取ったのでしょうね。気になる。。。直前割引とかのキャンペーンをReserveが実施して,割引分をReserveが負担したとか?
◯OpenTable
レストラン側への対応と再発防止策について検討しているそうです。
従業員のモラルが悪くて発生した事件なので,再発防止策といっても従業員教育を徹底するといったようなものが出てくるような気がします。空予約防止システムを開発して,Reserveに提供するような再発防止策は取れるのでしょうかね。
振り返って日本では
日本でも早稲田大学のサークルが新歓コンパの予約をスルーしてニュースになったことを記憶しています。ググったらまだニュース出ていました。一方,「ドタキャン防止システム」を飲食店側で作ったというニュースもあります。
競争が激しい飲食店業界なので,利用者の利便性を下げるようなことをやると反発されて顧客が減ってしまうし,対応が難しいところだと思います。悪質な利用者の被害は自分たちで防がなくてはいけないのでしょうかね。