Windows10への移行は進んでおらず
WindowsXPからWindows7への移行の時を思い出すようなニュースがありました。Security NEXTがIDC Japanのニュースリリースを紹介している記事なのですが,企業のWindows10移行は2020年1月のWindows7サポート終了時にでさえ50%程度だろうとしているのです。
駆け込みでの買い替えになるのか
WindowsXPからWindows7への移行時も同じような進捗だったなぁって思いながらニュースを読みました。MicrosoftはWindows10への移行を必死に啓発しているけど,効果ないんでしょうね。もしくは,WindowsXPからWindows7の移行で,企業の情シス担当者が学習していて,慌てて対応しなくても直前に買い換えれば問題ないと考えているのかもしれません。
IDC Japanの予測では,2019年にPCの買い替え需要が一気に増加する可能性があると言っています。そうなると,2019年に質の高い中古PCが市場に一気に出てきて,中古価格が下落するかもしれないなぁ。いいのあったら買おうかしら。なんて思ってしまいます。
アプリケーションの対応は?
Windowsの新しいOSへの対応となると,いつも出てくるのは利用している業務アプリケーションのWindows10対応が進んでいないということです。こちらについてもWindowsXPの反省から,Webアプリ化やOS非依存化が進んでいるんだろうと推測できます。業務アプリケーション開発ベンダーからすると,Windows10で利用するなら,ちゃんと(有償で)検証させてほしいと言うでしょうけれど。
とはいえ,一部のレガシーなアプリケーションが足を引っ張っているのも現実なのでしょうね。
これから2年間,情シス担当者は苦難の日々を過ごすことになるのかもしれません。頑張ってください。